二股サレ女の一部始終

タイトル通り約3年付き合った元カレに二股をされていた話です。

ここに書くことで成仏させてください。

 

◆登場人物

私:ゆきち

元カレ:Y

二股相手:A

 

◆元カレYとの関係

Yは会社の先輩で、社内恋愛だった。

Yがゆきちさんのことが気になると、親しい女性の同僚に話したことで開かれた飲み会をきっかけに親しくなり付き合い始めた。

元々自分もかっこいいと思っていた先輩だったので、トントン拍子だった。

 

その後2年付き合って1回別れる。(後述する)

そこから2ヶ月後に復縁して約1年になるところで二股が発覚した。

 

◆どうして二股が発覚したの?

その日は平日の夜で、仕事終わりにテレビを見ていた。

すると、いつもはLINEでかかってくるはずの電話がインスタからかかってきた。

電話を出ると、ガヤガヤしてるレストランのような場所から女の声とYの声が聞こえてきた。

 

二股相手A「Aと付き合いながら、このゆきちさんって人ともお付き合いをしてたの?」

Y「そうだけど…(ここらへんごにょごにょしてた)でももう友達みたいな感じだよ」

A「Aのこと職場の人にも紹介してるって言ってたよね?」

Y「…してるよ。職場の人に聞けばわかるよ(ごにょごにょ)」

 

…というような会話で二股相手AがYのスマホを持っていてYを詰めて、それにYが答えているという内容で10分くらいで電話は切られた。

 

まずは二股をするような男だったことにシンプルに呆れた。

私の親に彼氏として紹介してほしいと言われたから会わせてたし、相手の地元に旅行に行った時も相手の親を紹介されていて、何より3年付き合っていたから普通に信頼していた。

信頼感があったからこそ悲しかったし、親をこんなゴミ男に会わせてしまっていたことが申し訳なかった。

 

ちなみに職場には私と付き合ってることで通っていたので、職場の人にAを紹介していたと言っていたは苦し紛れの嘘すぎる。

この期に及んでも二股相手の方にも嘘をついていた。

 

数時間後、YからLINEで電話がかかってきた。

 

ゆきち「どうしたの〜?」

Y「インスタで電話かけちゃってたと思うんだけど何か聞こえた?」

ゆきち「何かガヤガヤしてて何にも聞こえなかった!あれ何だったの?」

Y「よかった、今日飲んでた時にウトウトしちゃって寝てた間に友達にイタズラされてて…」

ゆきち「そんなことあるんだ〜!誰と飲んでたの?」

Y「いつもの友達3人で!」

ゆきち「よかったね!そういえば明日空いてる?夜ご飯食べに行きたい!」

Y「ゆきちから誘ってくれるの珍しいね!行こう」

 

という感じで、私は電話で追及しても逃げられると思ったので直接会って問い詰めることにした。

 

それにしても、言い訳が苦し紛れすぎる。

本当にこいつ馬鹿なんだなと思った。

いつも仲良くしてくれてる大学時代の同期・後輩の名前を使って嘘をついて恥ずかしくないのか…とほんと呆れた。

 

◆直接対決

仕事終わりにYが探したレストランで待ち合わせをした。

どんな顔で来るんだろと思ってたら全然いつも通りで、自分の好きな漫画やゲームについて熱く語っていた。(声デカ早口)

適当に話を合わせつつ、通常運転で自分の好きなことを話をしてる姿が本当にキショいなと思ってた。

 

運ばれてくる料理に美味しいね〜なんて言いながら、「で、昨日の電話何?」と切り出した。

Yは手が止まりみるみる内に顔が暗くなっていった。

 

Y「…やっぱり聞いてたんだ」

ゆきち「あれ何?」

Y「聞いた通りだよ」

ゆきち「あの後Aさんとインスタで繋がって色々聞いてるから嘘をつかないで全部答えて(これは逃げられないようにカマかけた)。いつから二股してたの?」

Y「繋がってるんだ…Aとはゆきちと別れてから復縁するまでの間にアプリで知り合った人。

その時は特に何もなかったけど、ゆきちと復縁した1ヶ月後くらいにAから会いたいって連絡があってそこから半年間二股してた。

2ヶ月前に自分の家でゆきちとの旅行の時の写真をAに見られてAが家を出て行ってから会ってなかったけど、あの時の真相を知りたいってAから連絡があって昨日会った。

そうしたらスマホをAに取られてDMの一番上にいたゆきちに電話をかけられた」

 

といった経緯だった。(この間に隣に座っていた2人組は席を移動した。これは普通に申し訳なかった)

 

復縁して1ヶ月後には二股してたのも、その間に親にも会わされたのも全部意味がわからなかった。

(人のスマホを奪って二股相手に会話を聞かせるAも相当なヤバ女なのは置いといて)

 

ゆきち「本命はどっちだったの?」

Y「会社の人にも言ってたし、クリスマスも両日ゆきちと過ごしてるしわかるでしょ」

ゆきち「どういう気持ちで二股してたの?」

Y「それは申し訳ないなと思ってたけど寂しかった」

 

復縁を要求してきたのも向こうからだったので復縁しなければよかったじゃんとか、

社内の人間なのに円満に別れられない想像力の無さとか、

とにかく全てに腹が立ったので渋谷ストリームで土下座させて、その日は解散した。

 

土下座したYは本当に情けない顔をしていた。

30歳手前になって本当に可哀想な男の人だなぁと思った。

 

そして深夜にインスタで「自分の弱さで傷つけてしまってごめんなさい。これ以上連絡を取るのはお互いのために良くないと思います」とだけメッセージが残されて、ラインもインスタもブロックされていた。

 

“お互いのために“ってところが1番ムカついた。

お前が逃げたいだけだろと、どこまでも弱い人間で心底がっかりした。

 

◆その後も続く苦難

別れた当初は、こんなに気が合う居心地の良い人はいないかもと思って一抹の未練はあった。

 

突然二股が発覚して別れたのだから、気持ちが追いつかず、

それ以外の彼の好きだった部分を信じたい気持ちが自己防衛的に働いていたのかもしれない。

 

二股が発覚してからは信頼していた人に裏切られたショックで傷ついて泣いてばかりの毎日で、食事も喉を通らなかった。

メンタルは強い方だと思っていたので、自分って病んで食欲まで落ちることあるんだ…と我ながら驚いた。

 

そして社内恋愛の悪いところ、会社に行くとYもいる。

 

しかも人事の神采配によって、翌月からYと同じチームになってしまった。

 

さらにYから仕事を引き継ぐことになり、私も異動してきたばかりで分からないことも多く自分の仕事を円滑に進めたかったので、仕事は仕事と割り切ってこれまで通り友好的にする道を選んだ。

 

自分を傷つけた相手が普通に生活していて友好的にしなければいけないのは、慣れない仕事も重なって本当に辛かった。

幸い、大事な家族や友達が話を聞いてくれたり、気分転換に外へ連れて行ってもらったりと面倒を見てくれたので段々とメンタルは回復していった。

そして割とすぐに新しい彼氏もできて、気が合う人って意外と出会えるんだな〜と思った。

 

幸せな毎日を取り戻していた頃、仕事中にいきなりYから社内チャットで「ゆきちのインスタのアイコンが俺と旅行に行った時の写真だから変えてほしい」と連絡があった。

 

もちろんアイコンは私のソロショットでYは1mmも写っていない。ただ盛れていたからそのままにしていた。

 

ゆきち「変えるのは構わないですけど、お互いブロックしているのにわざわざアカウント見に来るのは気持ち悪いのでやめてもらえますか?」

Y「わざわざ見にきていません。Aさんと復縁をして自分が過去に不貞行為をしてしまったので、ゆきちさんのSNSをブロックしていることを見せていただけです」

ゆきち「Aさんが監視しにきてるってことですか?(最初の電話で私のアカウント名も名前もとかも分かっているから)

どちらにしても、これ以上私のアカウント見にこられるのも気持ち悪いので、ブロックも削除して一生繋がりを残さないでください。Yさんもアカウント名を変えればこちらからは見れることもないので。

あと、人のスマホ奪って彼女に会話繋げて別れさせるような方普通じゃないと思います。

Y「大事な人をそのように言われるのは不快です。この話は以上にします。」

 

Aに監視されてたのかとか本当のところは分からないが、どう考えても全ての元凶はY、お前であって最後のメッセージが最高にキモかった。

全てお前が一番悪いってことわかってる???

 

仕事で関わるから友好的にしようと思っていた気持ちがここで一気になくなった。

別れた相手の幸せを願えるのがいい女という価値観もあるが、私は自分を傷つけた男は一生許さなくていいと思います。

幸せになるだけの価値があの人間にあるとは思えないので。

心の底から不幸になってほしいと思っている。

 

ちなみにYがやばいので霞んで見えるが、Aも相当なヤバ女なのはお気付きかと思う。

自分を二番目として二股かけていた男と復縁できるのはシンプルにすごい。

(Yは別に顔がいいわけでも高収入でも何でもないので、信用を取ったら何が残ってるのか疑問)

 

さらに後日入ってきた情報で、Aは20代後半ですでにバツ1、不安障害持ち、定職についていない方とのこと。

同棲も始めたが、Aが不安障害持ちだから2LDKはダメで1LDKと言われ、束縛もすごいらしい。

 

同棲しているのでたぶんもう逃げられないYは不幸が確定しているので、これを聞いて私はとても元気になった。

Aに関してはインスタアイコンの件以外にも、仕事で在宅中のYと電話をしていた時にAがわざと咳払いを入れてきたりと、勝手に巻き込まれているのでシンプルに迷惑で腹が立っている。

 

◆別れの原因は?

ここまで読むと1回目別れた原因と、Yが二股した理由は結局何なのかと思うだろう。

知り合いが読んでたら生々しいと思うので読まないことを推奨します。

 

原因は一言でいうと、セックスだ。

 

Yはセックスがないと愛情を感じられない、毎日でもしたい。

私はセックスを重要視していない、頻度は少なくて良い。

 

これまでの彼氏とはセックスで問題になったことはなかったし、レスになっていたわけでもない。

 

ただ、どうしてYとは拗れてしまったのかを考えてみた。

 

最初の違和感

Yとのセックスは身体的な満足感はないが、好きな人と肌を合わせてる精神的な充足感を感じていた。

だから、盛り上げるために気持ちいいフリ、演技をしていた。

 

付き合って最初の方に「俺たちって身体の相性良いよね」って言われたのが印象に残っている。

この人、私にも同じくらい満足感があると思っているんだ…ともやっとしたものの、付き合った当初は頭もお花畑だし身体の相性は付き合う上で重視していなかったのでそこはまぁいいやくらいに考えて適当に笑って受け流した。

 

性の不一致

コロナ禍だったのでお互いの家に泊まる機会も多かったのだが、付き合ってしばらくすると頻度が多いなと思うようになった。

週3くらいは普通と思う人もいるかもしれないが、私にとってはしんどかった。

 

段々気持ち良くないのに多い頻度でセックスをすることに自分自身のメリットを感じなくなっていった。

相手をイカせるためだけのセックスに使う時間があれば漫画読みたいな〜とか考えてた。

こちらも演技をしないといけないのでさらに負担だった。

 

それなら何で付き合ってたの?って思われそうだがセックス以外は話が合うし、居心地も良くて、私にも優しくしてくれて好きだった。

何より同じ職場だから仕事で頼れて愚痴も話せて精神的に支えてもらえてた部分が大きかったのもあると思う。

 

さらに、キスをすると必ずセックスに流れ込もうとするからキスもしたくなくなってきた。

それも見つめ合って、フレンチキス数回からの、舌を入れてきて〜みたいな流れがワンパターンなのも嫌だった。

(あ、そろそろ舌はいってくるかな…あーきた)みたいに冷静に頭の片隅で考えてしまうようになった。

 

そうするとだんだんYとのセックスに拒絶反応が出てきて、寝る時にキスが長くなりそうだったら体を引いて終わらせたり、眠くないけど寝落ちしたフリをしたりしてやり過ごしていた。

前戯も気持ち良くないから、自分が触られるのは

最小限にして、相手を触って早く終わらせようとした。

ゆきちはSだねとか言われてたけど、そうするのが楽だからしてただけだった。

 

そんなこんなで早く寝て回避しようとしたある日、そんなに俺とセックスしたくない?ってついに言われた。

正直に「あんまり好きじゃないかも」と答えた。

 

「元カレともこんな感じだったの?」と言われたので

「元カレとはこんな風になったことない。そもそも回数が多い人じゃなかったから」と返したら

機嫌が悪くなってしまった。

当時の私としてもセックスができないから機嫌が悪くなるのは理解ができなかったので、その日はお互い嫌な雰囲気のまま話は平行線で眠りについた。

 

1回目の別れ話

私の誕生日の日、景色の良いホテル、レストラン、バーを予約してくれて祝ってくれた。

これは素直に嬉しかった。自分は素敵な人と付き合えてるんだなって思っていた。

 

でも、1日が終わってホテルで寝るタイミングで、キスからセックスに持ち込もうとされた時に避けてしまった。

 

すると「俺はこんなに誕生日準備して良いホテルも取って雰囲気も作ったのにどうして?」とキレられた。

逆に私も「どうして私の誕生日なのに私が好きじゃないことをするの?」と聞いた。

「これってそんなに嫌なことなの?」と言われたから

「Yくんは気持ち良いかもしれないけど、自分は全く気持ち良くない。」と返した。

 

Y「これまでゆきちも気持ちよさそうにしてたじゃん!?」

ゆきち「全部演技だし、Yくんとして気持ちよかったことは自分で動いた1回しかないよ」と全部言ってしまった。

 

そこからは別れる話になり、最悪の誕生日としてホテルを出た。

 

復縁の経緯

それから1ヶ月後、Yの家に置いていた荷物を取りに行くことになった。

荷物を玄関で受け渡してもらう時、突然Yが泣き出したので一旦話をすることになった。

 

Yからは、「別れてから新しい恋人を作るためにマッチングアプリをやっていたけど、ゆきちのことが頭から離れなかった。

愛情表現についても調べて、ゆきちがスキンシップで愛情を感じるタイプではないことがわかった。

ただ自分はスキンシップが一番だから、お互いの間を模索してまたやり直したい」

と伝えられた。

 

その時の私は新しい彼氏がいたので、復縁の話は保留にした。

ただ、当時の新しい彼氏には不満を感じているところがあったのできちんと別れて、その1ヶ月後に復縁をすることになった。

 

復縁してから

復縁した時にYからは頻度は少なくするけど、誘ったら嫌そうにしないでほしい、断らないでほしい、どうしてもセックスをしたくない時は触ってくれるだけで良いと言われていた。

 

だからYとのセックスは断らないようにして、相変わらず身体的には何も気持ち良くなかったが、楽しそうにするようにしていた。

 

それでもYはプレッシャーを感じていたのか、私からの前戯で挿入前に発射してしまった時や、挿入してからすぐに発射した時に機嫌が悪くなって泣くことがあった。

 

私としては勝手に発射するだけして落ち込まれても…という感じでさらに億劫になってしまった。

この時点で破綻していたのかもしれないが、最初の条件は守って精一杯頑張っていたつもりだった。

 

一緒にいる時間は楽しく過ごせても、夜はダメだった。

そして二股に繋がる訳だが、それが二股していい理由にはならないと思っている。

たくさんセックスできる人がいいから別れようと言ってくれれば別れたのに、何で復縁しようって言ってきたの?何で親に会わせたの?何で付き合い続けたの?…と"何で"が尽きなかった。

 

ちなみにセックスが気持ち良くないのは自分側に問題があるんじゃないかと思っていたが、Yの次に付き合った彼氏は何の問題もなく楽しくできたので、Yがまじで下手だったんだと思う。

 

◆現在

もし同じような境遇の人がいるとしたら、未来は明るいって伝えたい。

 

二股が発覚した直後は信頼していた人に裏切られてすごく辛い時期が何ヶ月もあったし、

数年一緒にいると元カレ以上に居心地の良い人はもういないかもしれないって思ってしまうかもしれない。

 

でも気が合う人って案外いるし、居心地の良さとかは時間が作ってくれるものなので、どうとでもなることに気づいた。

今は全てのスペックが元カレを超えていて、人間として尊敬できる彼氏がいるのでとても幸せです。

 

さらに別れてから、思ってたよりやつれた顔してるなとか、姿勢悪いなとか、口臭いなとか、嫌なところがたくさん見えてきて何で好きだったのかわからなくなったのでヨシ!

 

あとは部で意外とYを嫌ってる人が多いことや、後輩にも小馬鹿にされてるのも耳にするようになって私は性格が悪いのでちょっと救われた。

(付き合ってる時からも人望のなさは薄々感じてたけど、私には良いところがわかる!くらいに思ってた)

裏でYがニャビー(ポケモンの)って呼ばれているのは笑った。

 

そんな感じで自分を傷つけた相手のことは忘れられないだろうけど、早々に悪縁を切れてよかったと思っている。

 

来年は今年の厄災分の幸運が倍倍返しになった幸せな年になりますように!!!